[コメント] 美女ありき(1940/英)
実際に愛しあっていたヴィヴィアン・リーとローレンス・オリビエが恋する男女の役を演じるという点においてはかなりのリアリティがあってよかったが全体的にはヒロインのわがまま映画という印象しかない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
国王と結婚した女性が将軍と浮気を重ねるにつれ愛を貫く裏で戦争が起こってしまう映画。話としては恋愛ドラマよりも戦争ドラマの方が重点におかれてしまっているので実際に愛しあっていたヴィヴィアン・リーとローレンス・オリビエの2人が愛しあう役を演じるというかなりリアリティのある設定があまり生かされなかった気がする。特にヴィヴィアン演じるヒロインがあまりにもわがまますぎる、ストーリー全体からも彼女の欲張り振りが強調されてしまいたんなるわがまま映画にして見えなくなってしまった。せっかく恋愛ドラマという点においてはかなりリアルで素晴らしかったのにその部分があまりにも印象として薄くなってしまっていて残念。ヴィヴィアン・リーもローレンス・オリビエも演技面では悪くなかったがストーリーがあまりにも他の必要のないエピソードに重点を置いてしまってしまっているので少し印象としては悪かった。それにしてもヴィヴィアン・リーが王女のその後の馴れの果ての姿まで体当たりで演じるたくましさがあった事に感心してしまう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。