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[コメント] 八月のクリスマス(1998/韓国)

淡々と涙できる映画
にゃんこ

レンタルビデオはしょっちゅうレンタル中、しかもテレビ放映時には録画し損ねると、鑑賞までに苦労したが、やっと見ることが出来た。小さな写真館を経営する青年ジョンウォンは交通取締員タリムが客としてたびたびこの店を訪れるようになったことから、心引かれ合っていく。しかし彼は難病で余命幾許もないのだった...。映画そのものは淡々と展開していく。しかし話の展開に大きなメリハリはない。このへんは好き嫌いが分かれるところかも知れないが、私はこの作品のような淡々とした方がよかったと思う。このストーリーでは大映テレビのように大袈裟な展開だとベタすぎていやになりそうだし。とるに足らないシーンかも知れないが、お父さんにビデオの操作方法を教えるシーンに泣けそうになった。死ぬ準備をしているのだな、と感じられて。また、私はこの映画を観て、自分がいつ死ぬかわかったほうがいいなと思ってしまった。人生の最後に向けて準備が出来そうだ。でも、やりたいことがいっぱいある状態で死が目の前にちらつくとやるせない気持ちになるだろうけど......。

(評価:★4)

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