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[コメント] RAMPO 奥山バージョン(1994/日)

折角直したのに、余計物語を分からないものにしてしまってどうするんだ?
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 既に作られていた黛版『RAMPO』を奥山監督が替わって70%もの撮り直しを敢行して作り上げた作品で、劇場ではこちらが公開された。画面は極彩色が溢れ、ディジタル合成による画面は確かに映えていたが、問題は物語そのものが訳分からないまま終わってしまったと言うこと。あるいはそれが狙いなのか?と勘ぐりたくなった(いや、その後で黛版をビデオレンタルして観たけど、やっぱり変だったから、元の脚本が悪いだけと分かる)。

 黛版との違いは虚構の世界である明智小五郎と静子の関係の方に重点を置き、より悪夢の世界を強調しようとしたところなんだが、ラストが単に世界が壊れて終わるってのは手抜きと違うか?黛版共々、勿体ない作りだった。

(評価:★2)

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