[コメント] ハウスシッター 結婚願望(1992/米)
ウソがウソを呼ぶドタバタ・コメディだけど、ヒロインの一方通行な想いがキュンとさせる、ラブコメの佳作。片思い中の人および『恋しくて』ファンにオススメ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ウソツキは大嫌いだけど、ゴールディ自身の魅力と、ただのウソツキに終わらせない描き方で不思議とヒロインに腹が立たない。
大きめセーターだけを羽織った姿を見た男に、「ヘンな気になるから、ボクの前で今後そういう格好をしないこと!」と言われて、初めて女として見てもらえた事をさとって少し嬉しそうな表情のヒロインが可愛い。ちなみにその格好、めでたく結ばれたラストシーンでちゃんと着てます。
彼と幼なじみとの恋路を応援しつつ、結局それも彼と一緒にいたいから、そして彼に喜んで欲しいから、でもやっぱり最後は自分を選んで欲しい…という切ない心情は『恋しくて』にも通じる。でもそこはフランク・オズ、笑いでサッパリと見せてくれます。「今のキミのアドリブ、最高だよ!あれで彼女もボクにグラッときたはずだよ」「そうでしょ?私って天才!」と彼が嬉しそうに自分を見る事に喜びを感じるなんて、コメディにしてはキュンとさせるシーンもあり。
ずっと厄介者だと思っていたゴールディ・ホーンが去ってしまい、(実は性格の悪い)彼のあこがれの女性が「チャーンス」とばかりに後ろから忍び寄り彼を慰めようとしたら、大の男がボロ泣きしていた…自分でも訳もわからずに…それを見たら自分も泣けたっす。「良かったなぁ…やっと彼がヒロインを好きだって気持ちに気付いてくれたんだなぁ…」こういうのにメチャ弱い!
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