[コメント] オープン・ユア・アイズ(1997/仏=スペイン)
考え方を変えれば幸せになれるかもしれない。しかしそうはなれず、なる気もない主人公の逃避行。気持ちはわからないでもないけど。顔は大事だものね。2009.1.31
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「オープン・ユア・アイズ」 でリセットされて、次はどうなるのかと引き込まれる。鑑賞後は興奮したものだ。
でも鑑賞後しばらくしてこの映画を思い返してみると、余韻があまり残っていない。結局2時間かけて主人公は何の成長もしていないからだ。過酷な現実は現実なんだが、奇跡の生還に生きている喜びは感じないの?顔の違いで態度を変えてしまう人の残酷さから何かを学ばないの?彼が考えることは「醜い顔が悪い」だけで、したことは現実から逃げただけ。そして逃げ込んだはずの夢からもまた逃げる。
結局は現実を受け入れない限り、どこまでも逃げるだけだ。ラストもまた新たな闇へと飛び込んだだけかもしれない。どうか次は立ち向かってください。
しかし、逃避行だけを2時間飽きることなく見せてくれた手腕は凄い。今思い返しても凄い。
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