[コメント] アイズ ワイド シャット(1999/米)
美術は完璧。だが、性を精神で捉えた脚本は今ひとつ光を見せぬまま終わってしまった感がある。故キューブリック曰く「これこそ私の最高傑作」だそうだが、やはり感性が衰えた印象は否めない。
美術は完璧。だが、性を精神で捉えた脚本は今ひとつ光を見せぬまま終わってしまった感がある。故キューブリック曰く「これこそ私の最高傑作」だそうだが、やはり感性が衰えた印象は否めない。
それにしても、ビジュアル面は本当に美しく、そして素晴らしい。 あまりの優雅さ、荘厳さにため息が出てしまうほどだ。 また、それにも負けない美しきトム・クルーズ。おそらく 彼のキャリア史上、最高に美しく且つセクシーに撮られている。
脚本、というよりもテーマは相変わらず難解だが、 今まではそこに光るモノが見られた。だが、本作にはそれが無い。 そこにキューブリックの衰えを感じてしまった訳だが、 その変わり目を見張るビジュアルと効果的な音響で 2時間は引き込まれる内容に仕上げた事は流石。 ただ、残りの30分が過ぎる頃には、疲れてきたのも事実だ。
PS、リリー・ソビエスキーが美しく、それでいて妖艶である。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。