[コメント] ファミリー・ゲーム 双子の天使(1998/米)
少々都合良過ぎだし後半やや冗長とも思うけれど、それを差し引いても余りある素晴らしい出来。ほのぼのストーリーと子役の演技力は勿論、特筆すべきはカメラワークの巧さ。
特に冒頭のキャンプからふたりが入れ替わってそれぞれの家に着く辺りまでに強く感じたのだが、この作品はカメラワークが非常に巧い。
おきゃんな少女達の軽い足取りをそのまま表現したような、クルクルと変わる軽快な動き、子どもの目線から見上げる街や自然の風景の捉え方が絶妙だった。
最初、行き過ぎたいたずらが目に付いて少女達に感情移入しにくいかな、と思っていたが、徐々に彼女らの目線で物事を見ているうち、仕舞には自分も双子の片割れになったような幸せな気分に浸っていた。そういう意味でも、優れた演出方法だった。
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