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[コメント] 死刑台のエレベーター(1957/仏)

見るべき所は少なくないと思うが、「傑作」と呼ぶには何処かお粗末。
HW

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主役の出番を断絶する車泥棒バカップルには終始イライラ。あの2人がどうのというのもあるが、それ以上に焦点が定まり切らないドラマにイライラする。「緻密な計画に思わぬ破綻が・・・」という主人公側に対して、「行き当たりばったりで案の定行き詰まりへ・・・」と対比らしいものを感じ取れない事も無くは無いが、今一つ両者のドラマがかみ合っているような印象は残さない。せっかく90分程度と短く仕上げているのに、欲を捨て損ねたのか、本来切るべき所が主軸を乱すように居座ってしまい、返って、グダグダとした無駄が際立って感じられる。

また、わざわざ取りに戻ったロープを結局片付けないままなのに、伏線にもならず終いというのは明らかに不自然。これは言い訳不可能な単純ミスでしょう。別に「ミスは1つも許せない」なんて無理な事は言わないんだけれど、もともと複雑ぶってる映画だけに、そういうつまらないミスがかなり痛手となる。

ラストの展開で「おぉ、鮮やか!」っと一瞬感動したが、浸るスキも与えぬヒロインのダラけた独白で余韻打ち壊し。あそこは敢えて表情だけで決めれてくれれば、完璧だったと思うのだが・・・。どうも自分の好みスレスレでことごとく裏切ってくれる映画です。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)シーチキン[*]

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