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[コメント] ベスト・キッド(1984/米)

子供時分にこの作品を見た時、[E=mc^2]は分からなくても[(ワックス)×(ワックス拭く)=喧嘩∞段]は理解できた。が、今見ると作品から仄かに滲み出てくる加齢臭に耐えられなくなった。…けど、この[ジャッキー・チェン+ユアン・シァオ・ティエン]をリスペクトした展開は永遠に好き。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







なんたってラストまでツルツルと流し込めるほどの展開の構成の喉ごしが最高。ノリユキパットモリタの手打ち麺は、讃岐よりも腰があり…云々は元より、なんたって一芝居打っているときの表情がインパクトありすぎです。

そして、子供たちの心に「こんな兄ちゃんでもやれば出来るんだよ」をフランチャイズ展開した作品に大貢献した、主人公を演じるラルフ・マッチオ。彼のビジュアル面の評価は高いところ。彼なしでこの作品は語れない。超真面目に子供心にハッキングし子供の中に構築されつつあった世間体や既成概念をクラッキングして、「やれば出来る+α(一に根性、二に根性..endress)」を感情に組み込んだ功績は大きい。

…いやぁ、マジで鶴の舞は、浮世離れの肉体美の先人たちの武術を見るまで、「衝撃」「笑撃」「なんでやねん」ランキングを独占してました。いわば私の子供時代のプチDHC化粧品。等身大のヒーローを見て、先祖帰りしてブルスリーとジャッキーチェンを見て、人は大人になっていくのでしょう。

見てて、“コテコテ”サクセスストーリー系映画の歴史の“つながり”を感じました。

2003/1/27

(評価:★4)

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