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[コメント] アル・パチーノのリチャードを探して(1996/米)

面白い展開のドキュメンタリー(そう呼んでいいのかな?)。彼の豪華な交友関係というか彼の人脈が分かってそれも面白かった。「みんな、シェークスピアって面白いよ。」といったパチーノの声が聞こえてきそうな映画。
kinop

全編がすごく良い意味でくだけていて、観客の目線でシェークスピアを取り上げている点は評価できる。映画の軸はパチーノと有名俳優たちのメイキングなのだが、それが架空だけど架空じゃないってところがユニーク。この映画の撮影のために演技しているが、パチーノはじめスターの皆さんはそれをわかった上での迫真の演技。これが、この映画をただのドキュメンタリーにしていないところであり、俳優達の思いが伝わってきて非常に面白い。かと思えば、街行く人にも意見を聞いたり、シェークスピアの生家を訪れたりと一点からだけじゃなく色んな確度から掘り下げようとしている。パチーノの役者根性というか役者魂といっていいのか、演技にかける情熱は今更言うまでもないくらい知られていることだが、こういう姿勢をもった人だとは知らなかった。これも驚き。 しかし、悲しいかなシェークスピアに興味のない私のような凡人には、その良さまでは分からなかった。読んでみようかなと思ったが、私のことだからきっとこの先も読まないだろう。

(評価:★3)

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