[コメント] どこまでもいこう(1999/日)
子供が子供たりえるのは自由であるから、
子供が大人になっていくって言うのは、
日常のふとした事に責任感を感じるかどうかだと思う。
そんな年頃の男の子を描けた良作。
見てみると、そうだよなぁ、私もこんなガキだったよなぁ、とふと思う。
私も近所の人から学校に苦情来たり、ちょっとしたイタズラもよくしたりと、まぁ結構先生困らせてたと思います。(ま、今もそんなに変わってませんが、取り巻く周りの環境が変わっただけで・・・)
この少年はとりあえず善悪の区別もつくし、時にはハメを外すし、 ちょっとだけ素直じゃない、12歳くらいならばどこにでもいる普通の子供。
子供だから完全に自由と言う事でも無く、 やっぱり子供にもそれなりに社会があるし、 もちろん気になる女の子もいるわけです。
そして、ちょっとだけ仲が良かった友達の死も、 哀しいと言うよりはどこかそれに責任を感じてしまうに近いような、 何とも言葉につかない感情がするのでしょう。
でも、やっぱりそう言うのが大人になっていこうとする事なのかなぁ、とふと思いました。
それとこのタイトル『どこまでもいこう』、時に疲弊して落ち込んでも、どこまでもいこう、と言う感じがするとても希望に溢れたタイトルでとても良いですね。
後、ちょっと思ったけど、 この監督ってラッセ・ハルストレム監督と同じ臭いがするな。
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