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[コメント] ウェスト・サイド物語(1961/米)

歴史的名作?ミュージカル映画の最高峰?なんだか知らんが、どう見てもクソ映画だろ。 2003年9月16日劇場鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







元々「歴史的名作!」とか呼ばれてる古い映画はどうも合わない気がして仕方ないのだが、やはりいずれ見る事になるだろうと思って少しずつ見ている訳だが、いやはや何なんだこれ。

噂のオープニング。どれだけ凄いかと思えば色かえてマンハッタン映してるだけ。何が凄いの?あの斜めからの撮影が当時の技術では最先端で、斬新だったのか?なんだか知らんけど、オープニングタイトルが出るまでタラタラ長いし、「おっ?」て思える音楽も皆無。だらだらとオープニングにたどり着いたかと思ったら、アホなガキどものダンス。ダンス。ダンス。勘弁してくれよ。

何が良いの?所々ちらちらと、今見ても「中々いいじゃないか」と思えるカットもあったけど、ダンスシーン、ミュージカルシーンは衝撃も何も、魅力すら感じられない退屈極まりないシーンばかりだったし、ストーリーは人種差別どーのこーのやってるみたいだけど面白味が全くない。見ながらうとうとと寝そうになっていた(つーか寝てしまった。少し)

人種差別を描いている部分はある程度納得できるし、60年代の映画だから、「(この時代の映画にしちゃ)凄いな」とは思える。だけど、それを「歴史的名作!」と手放しで賞賛できる物とは到底思えない(そりゃまぁ、03年の’俺’の主観だから仕方ないのかもしれないけど)。

一応話の根本は『ロミオとジュリエット』なんだろうけど、なんだろう。クライマックスは盛り上がりに欠けるし、衝撃性も薄い。ラブストーリーも安っぽくも感じられる。

何しろ古い映画だからか、チンピラが馬鹿に見えて馬鹿に見えて・・・。

過大評価されすぎじゃないだろうか?退屈で退屈で眠気との格闘だった。二時間半の映画だが、三時間半にも感じられ、途方もない時間だった。「いつ終わるんだ?」と見ていたら、突然自殺して終わり・・・っておい!

そりゃ確かに「衝撃性」って意味では、この終わり方はありかもしれないけど、ミュージカル映画でこんな唐突に終わらせていいのか?あんまりにコテコテ、と言うかベタな幕切れの瞬間、俺は衝撃以上に開放感を感じたね。

「憎しみが彼を殺したのよ!」

こんな古臭い台詞言われてもなぁ・・・。そりゃ’当時としては’凄いかもしれないけど・・・。ミュージカルシーンだって退屈極まりない(←これが致命的だろ)。ストーリーもだらだらと二時間半。こんなに時間をかける必要性を感じられない。

映画としても、ミュージカルとしても、ラブストーリーとしても面白味はほぼ皆無。つまらん。クソ映画。

画面のデカさにだけは感動した。そういう意味では映画館で見れてよかったかも。

(評価:★2)

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