[コメント] 巨星ジーグフェルド(1936/米)
レヴュー映画の見所がありながらもその長尺に見合わない退屈なドラマ作りにSO-SO
3時間という長尺を飽きさせず見せるにはやはり魅力的なプロットに富んだストーリーラインと監督の個性的な映画文体が必要不可欠であるが、伝記映画というコンセプトがその枷となったかドラマとしては退屈この上なしの普通の作品である。それでもキャラクター造形には面白みのある演出が利いており、レヴューシーンにもジーグフェルドが残した功績を伝えるに充分なインパクトのある描写でそれなりの評価を見ることはできる。しかし伝記上、女性の持つ才能を見抜き開花させる手腕に長けていたジーグフェルドの人物を描きながら、映画に登場する女優陣が精彩を欠いているというのは皮肉らしからぬ欠陥である。マーナ・ロイ然り。ベタでもジーグフェルドとビリングスの男の友情が良かった。
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