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[コメント] イヴの総て(1950/米)

ベティ・デービスのための映画。演出は淡々としているが、女優の演技は屈指の出来。
neo_logic

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







焦点が当たるのは主にアン・バクスター演じるイヴにその座を奪われるベティ・デービスであって、彼女を魅力的に感じられるかでこの映画が好きになるかどうかが決まる。

ベティの演技は上手だし脚本も印象的で、この時代の映画とはこういうものであった、といわれるとすごく納得する。老いていく女性の生き様に興味がある人には面白い作品だと思う。

私はアン・バクスター的な役柄が個人的に好きなので、この映画を完全に楽しめたかは微妙なところもある。ベティに目をやらずアンばかり追っていても感性が主題にマッチしない。それでもこの作品の完成度の高さについてはほとんど文句はない。

(評価:★4)

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