[コメント] 終身犯(1962/米)
単に凶悪犯のバイオグラフィーではない点に好感が持てた。司法/刑法の在り方と人間の尊厳について考えさせられたからだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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日本の刑務所は、知的障碍者と高齢者の隔離場所ともいわれているが、一人の人間として認めることで社会はもう少しよくなると思うし、社会復帰と犯罪率低下も望めるのではないか。実際のストラウドと作中の人物像の乖離が批判の対象となっているようだが、環境と人間関係によって人は変われることを描いているとも思う。
制作側の生き物を扱う作品の苦労もあるだろうが、監房の窓から差す月明りが横顔を照らすとか、後半の銃撃戦のシーン等も良い。
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