[コメント] 花は贈らないで!(1964/米)
今からでも遅くない。喜劇に奥深さを与える、日本のトニー・ランドール、登場せよ。
軽やかに転換していく場面ごとにくるくると異なる魅力を放つドリス・デイの軽妙なコメディエンヌぶりは今なお最高のお手本だろう。彼女を軸に回るあの癖のある男どものおかしさもすごい。当時の東宝喜劇に間違いなく影響を与えていると思う。
ところで、ロック・ハドソンを宝田明、ドリス・デイを司葉子で翻案しても結構おもしろいのではないか。しかし、残念なるかなこのコメディに奇跡的な奥深いおかしさを与えたトニー・ランドールにかわれる役者がいない。小林桂樹、フランキー堺、太刀川洋一、高島忠夫………どれも違う。今からでもいいから、トニー・ランドール に匹敵する俳優でないものか。
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