[コメント] 刑事コロンボ 二枚のドガの絵(1971/米)
「策士策に溺れる」とはこの作品のためにあるような言葉だ。(05・5・9)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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美術評論家デイル・キングストンロス・マーティンは、あたしの手がけた事件の中でもてこずりましてね。絵画収集家のランディ・マシューズさんの甥ですからね。
ランディさんの事件の時のアリバイ調べたら時間まで正確に覚えてるんですなぁ。どうもアリバイ作りのために、普段付き合いのない画家のパーティーへ行ってたらしい。
おかしいでしょう?デイルさん二人に「今何時だ?」って時間聞いてるんです。時計合わせるのなら一人で十分のはずです。
この人、パーティージョーク話してましてね。あたしもあんまり得意な方じゃありませんが、笑えないんですなぁ。例えば「抽象芸術とはただオブジェを並べればいいってものじゃない。並べるだけなら三歳の子供にでも出来ますよ。ワッハッハッ」今のは事件と無関係なんですが。
あと犯行現場には女性の共犯者がいたんです。トレイシーロザンナ・ホフマンって娘なんですけど用が済んだら殺しちまってるんです。自動車事故に見せかけてですよ。かわいそうに画家の卵だったんでしょう?
この人最後には「二枚のドガの絵」だけ盗まれたように見せかけて、こともあろうに自分の叔母さんのエドナキム・ハンターに罪を着せようとしたのをあたしが見破ったんです。どうやって見破ったかは見ていただくしかありませんなぁ。
……
キム・ハンターは素顔もサル顔だった。
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