[コメント] 刑事コロンボ 二枚のドガの絵(1971/米)
ええっ!そんな。開いた口が塞がらない。ラストの茫然度ではシリーズ中でも3本の指に入るだろう。しかし本格ものではない。変格ものの傑作といえる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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本格ものとは、犯行時における瑕疵を鋭く暴き出す、或いは犯行後起こるべくして起きてくる不整合性を突く等で犯人を追いつめるものと考える。
よって本作は、“どうして警報が鳴らなかったのか”を追及していく話だと思っていたら、そうではなかった。それは、たまたまの幸運に恵まれた状況からの解決法だった。
いやいや、“彼はあの時待っていたのだ”とも考えられるが、それでも、ああいう状況になるとは思ってもいなかったに違いない。
といっても、警報の件にしても犯人が知らぬ存ぜぬと言ってしまえばそれでオワリで、杜撰な犯行の割には、逮捕の決め手がないようだ。とすると、やっぱりコロンボは幸運に恵まれていたと言える。
が別の見方をすれば、何でもやっておくというコロンボの執念が幸運を呼び込んだのだという見方も出来るわけで・・・やはりコロンボはスゴいという結論のようです。
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