[コメント] 刑事コロンボ 逆転の構図(1974/米)
普段犯人が分かってしまった時、コロンボは寂しそうな顔をするもんですけど…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
シリーズの中でも名作の誉れ高い作品で、よくテレビでも放映されていた。ある意味シリーズの要素全てを詰め込んだ作品といえる。今回は特にいくら探しても物的証拠を見つけることが出来ないコロンボがヴァン・ダイク演じるカメラマンを追い込もうと幾重にも罠を張るという、一種逆転の構図が取られていて、それを何度もかいくぐるヴァン・ダイクとの頭脳戦が描かれるのが面白さだろう。ヴァン・ダイクの方もそれが分かっているので、何度もコロンボの追求をかわす訳だが、結局芸術家としての自分の誇りに負けてしまう。人を追いつめるには色々な方法があるものだ。で、してやったり!とコロンボの嬉しそうな顔。「ね、君、今の見たよね?」と言う勝ち誇った姿は珍しいんじゃないかな?
今回もう一つのトピックとして、救済施設に聞き込みに行ったコロンボが、そこのシスターに見事に誤解され、延々と噛み合わない会話がなされていくのが楽しかった。
ただ、完璧なアリバイ工作の割りには穴が大きすぎるんじゃないかな?硝煙反応についてちょっとだけ触れてたけど、あんなやり方だったら、すぐに分かるんじゃないかな?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。