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[コメント] 天地無用! in LOVE(1996/日)

評価はしないが解説すると…

 天地(主人公)を視聴者に設定し、

 作品世界にとって異世界となっている過去の世界を、視聴者の現実に‥リアルな男女関係に‥対応させている。  逆に言うと、空想でしかない作品世界が、居るべき現実世界に対応させられている。

 ぶっちゃけて言うと、 「アニメを捨て、現実世界に生き方を見出す者」を引き留める装置として、機能しうる作品となっている。

 モテモテでハーレム状態であるシチュエーションにリアリティを感じる人がどれだけ居るのか疑問だが、「現実世界に戻れ!」というメッセージが、裏返って正反対に利用されている。

 それは、色取り取りの髪色をした奇抜な連中と、黒髪で平凡な一人の女性という人物配置からも伺える。  タイムスリップものというテーマは、現実回帰と母体回帰を故意に同義として扱う為に、あえて舞台を過去にしているに過ぎない。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ガリガリ博士 さいた

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