[コメント] 機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982/日)
「わたしは信じんよ,ニュータイプの存在なぞ」。
ダイジェスト版最終話。最も上映時間が長く,作画も一番美しい。確か興行成績も一番良かったと記憶する。
ただし始終続くドンパチに,観ているこっちは“青葉区”での艦隊戦あたりでもうお腹いっぱい。
後半はニュータイプが中心に話が回りだし,むず痒いことこのうえない。
何故にTV版のマ・クベのリアルなやりくちをカットしたのか…。(ついでに見たかったぞ,ギャンの勇姿…)
「戦争は数だよ,兄貴ぃ」。ドズルも正論。
スレッガー中尉のエピソードや和平交渉に向けデギン公の絡む場面など,“戦争の現実”が丁寧に積み重ねられていくあたりは相当に心地よいのに。
ニュータイプが絡むとなぜああも登場人物の皆さんは理屈っぽくなっちゃうんだろうねぇ…。
富野さんは当初からニュータイプを通じて本気で「人の革新」を語るつもりだったんだろうか?そのあたり,どうなんだろう。
「方便ですよ。製作費の削減を成すため,戦闘場面の縮小を必要としキャラクターの台詞を増やすことで実践した。それと同じことです」。
僕にとってニュータイプ云々は,それくらいにとっても胡散臭いんである。
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