[コメント] ワンダーランド駅で(1998/米)
音楽の使い方が上手い。ホープ・デイビスの大人の落ち着きがある女らしい演技と多彩なファッションが楽しめるのも見どころ。彼女の出演作の中では一番いい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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同じ電車で通勤している男女のすれ違いを描いたラブ・ロマンス映画。
一度出会った男女が再会する恋愛映画なら『めぐり逢い』『セレンディピティ』などかなり多いが、男女の初めての出会いをラストのオチとして持ってきた作品は今までにありそうでないパターンで珍しい。
演出面でも二人のすれ違いの伏線の張り方が上手く、先の展開に対する期待感を上手く煽っている。この二人が最後にはどこでどう出会うのかまで見るだけでもこの映画は十分価値がある。ボサノバやジャズ調の音楽もこの映画の世界観にぴったりでいい。
エリン役のホープ・デイビスの大人の落ち着きがある女らしい演技と様々なファッションを楽しめるのも見どころ。彼女の出演作の中では一番いい。
ただ、ラストで二人が初めて出会うところは、序盤の駅を舞台に同じスチュエーションを使っているところなど凝っていたが、出会い方にインパクトがなかったので感動要素が薄くなってしまったのが残念。他のすれ違いシーンの演出に埋もれてしまった感がある。
とはいえ、パターンが出尽くしがちな男女のすれ違い系のラブストーリーとしては音楽の使い方、演出が上手いのでなかなか楽しめる。
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