[コメント] 北西騎馬警官隊(1940/米)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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移民と先住民との混血で誕生した民族が起こした戦争に騎馬警官隊が戦う映画。話の要点をまとめると民族は騎馬警官隊を恨んでいるということなのだがそれなのにその騎馬警官の男を愛する女性がいたりして話と比較するとおかしい部分が出てくる。キャラ設定はかなりしっかりしていてそれぞれのキャラがなかなか個性が強い。特に騎馬警官の主人公を演じるゲーリー・クーパーが好演。1人だけ垢抜けた印象である主人公のキャラなのに映画のイメージを壊さずに演じていて素晴らしかった。また『モダン・タイムズ』では貧しくもたくましく生きるキュートなヒロインを演じたポーレット・ゴダードがこの作品では悪女役を演じて新境地を開いている。今まで主役のお相手役系な役柄が多かった彼女が珍しく個性の強いキャラを演じていて演技面でも今までのようなマスコット的なキャラと違い自分の個性の出し方が上手く普段はキャラに合わせて演じていた演技だが今回はなかなかの好演だった。しかしストーリーとしてはキャラの個性よりもシナリオの印象が弱く演出も結構地味で退屈、しかし後半の戦争シーンはなかなかの迫力があり楽しめた。総評としてはゲーリー・クーパーやポーレット・ゴダードの素晴らしい演技以外はあまり取り得がないが演技力だけでも映画を引っ張っていけるだけの良さがあってこれだけでも見る価値はあり。
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