なにかの重みを知るのには、二つ方法がある。絶対的な「重み」=「重要さ」を知る事と、相対的な差を知る事。前者は、例えば切実さになるし、後者には「何をおいても」という気持ちの持ちようになる。

サム・ライミがどれほど野球好きなのかは知らないけれど(私は日本の野球も大リーグも観ません)、なんだか野球を大切にしてるんじゃないかな、という感じがする。ケヴィン・コスナーの起用も、リアルな野球選手という感じはまったくしないんだけど、どういうわけか、彼はスポーツ選手がよく似合うので、うそっぽいんだけどいい感じ。

野球に比重を置けば置く程、最後の部分が重くなって、大事なゲームと同じくらいの重みのなにかに気がつく。それまでの一番と、そこから後の一番。たまには失ってしまうこともあるけど、大切なものを見つけたいものだ。

評価: 3。私にとっては、ものすごくフツー。ゲームの不可侵さもわからなくはないけど、好きな人って、やっぱり大切だし。意地やらなにやらいろいろとめんどくさいこともあるけど、たどり着いた先は、ある意味ごくフツー。