[コメント] ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978/日)
現代でなく、「あの時代の」の「ルパン三世」を存分に楽しむための一本。最近のビジュアル的に妙に「綺麗」すぎるアニメーションに疲れた人にオススメする一本。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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コントラストの効いた映像の使い方が印象的。その上にエッシャー、ダリ、デルボー、デ・キリコあたりをサラっと使っちゃうことによって、なんともいえない「視覚的」心地よさが。
気持ちのよいテンポと、原作の流れを汲んだルパン一家のちょっとギスギスしたところのある信頼感とかもいい感じ。
洋画、コミック、映画、ごたまぜだけど、それでいてきちんとはまるところにパチンとはまっているから、破天荒な組み合わせでも違和感無く楽しめる。これは時代のおかげか。
映像の鮮やかさを引き立てる大野雄二の音楽。これに最後のルパン音頭がいいスパイスになっていてこの映画の後味を独特なものにしている。 この後味は、本当に独特。
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