コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] カイロの紫のバラ(1985/米)

悲しきかな完全入れ替え制。
Alcoholic

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だって、映画が終わったら問答無用で出されてしまうし、 また入るたびにレディースデーでも1000円かかっちゃうし、 チケット代の安いアメリカだからよかったんだろうけど 日本だったら生活が苦しいシシリアは5回も映画観られただろうか・・・。

とかいう無駄な詮索と与太話は置いておいて。

素敵な大人のためのおとぎ話だったと思う。 曇り空で、まるでセピア色のようなニュージャージーの街並み。 白黒映画のほうがカラフルに見える街。

私たち大人は、おとぎ話を夢想はしても それが現実になることを望んではいない。 トムは、望まれて出てきたのではない。彼自身の意思で出てきたのだから。

だから、この映画(=シシリアにとっての現実)の中で彼女が観たのは、 寂しいラストのおとぎ話に過ぎない、と言えるのではないだろうか。 彼女はこの先も、これまでと同様、映画の中に夢を求め続けるだろう。 これまでと同様、登場人物に出てきて欲しいと願うことも無く。

でも、一度でいいから 『80日間世界一周』のデビッド・ニーブンに出てきてもらいたい・・・。 5000円払ってもいいから。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。