[コメント] アメリカン・ビューティー(1999/米)
抽象的なものに目覚める平凡な家庭。後半から内容が一変する。
コメディなのに、なんでこんなに憂鬱になったり、妙に優しくなったりするのだろう。前半の単調な家族のやりとりから、隣に住み始める青年の存在を介して後半思いもよらない展開へと進んでゆく。
隣に引っ越してきた青年は、アメリカだけでなく、すでに日本の現実としても見て取れる。
社会に順応しつつも反面復讐をたくらんでいるような人物は、実はすぐ隣にいるかもしれない。いや、家庭の中に存在するかもしれないという恐ろしさ。
素直に笑えないケビン・スペイシーのオナニーシーンなど、非常に複雑な感情を心に残す映画だ。
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