[コメント] 12人の怒れる男 評決の行方(1997/米)
オリジナルを観た人間にとっては、やはり不可解極まりない。TVムーヴィーだからという言い訳は通用しない。
リメイクとはその時代に合わせて作り直すこと。だから基本的な根幹部分を変えなければいいと思う。
この映画は偏見の怖さ、真実をつかむことの難しさを密室で描くことがそれにあたるのだから、事件内容を変えてもかまわないはず。女性がいないのも製作年度を考えれば、逆に不自然。
そのことによってオリジナルを観た人にも楽しめるようになるのだし、オリジナルを観て欲しいのならばこの作品で逆にオリジナルを知ってもらう方法も取れたはず。
だから残念。意味のなさでは、ガス・ヴァン・サント監督の『サイコ』並み。ただし脚本の素晴らしさは永遠なのでこの点数以下はつけられない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。