[コメント] 西班牙〈スペイン〉狂想曲(1935/米)
このゴージャスな衣装とセット、このあらすじ、そして何より、この器に見合う女優が存在したという事に驚く。恐るべきはディートリッヒ様様。
『嘆きの天使』をさらに羽振りよくしたようなお話。こんなの並みの女優がやったら、ただの笑い話にしかならんよ。そんでもってゴージャスの極み的衣装を次々に纏わされて、ライトあてまくりの演出。耐えてるどころか、自分のモノにしちゃってるので、近寄り難さ倍増。平伏すしかないな、こりゃ。
非現実的な世界(煙草工場で働く主人公が、嘘みたいに輝いてるし)ながら、もちろん話の骨組みはしっかり入っている。女優にばっか気い取られても屋台骨がしっかりしてないと、舞台は支えられないってことですね。
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