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[コメント] 千夜一夜物語(1969/日)

今はあんなに淡白なやなせたかしのキャラクターの濃さと、チャーリー・コーセイのバタ臭い主題歌が時代を反映する。濃厚な濡れ場があるかと言えばそんなことはなく、正直驚くほどスローモーな展開。しかし、手塚治虫の謂う「漫画は正妻、アニメは愛人」という吐露は本心であろうと納得できる執心が、この作品からは垣間見える。
(★3 水那岐)

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