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[コメント] 父 パードレ・パドローネ(1977/伊)

羊飼いの生活。(05・8・14)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 斬新な映画やね。主人公が木の枝を削ってオメロ・アントヌッティ扮する父親に渡す。小学校から子供を連れ出す所から始まってラストも小学校のシーンで終わる。特徴的なのは考えてる事がモノローグで語られる。子供の考えてる事が、さざ波のように教室から溢れてくる。乳を搾られてる羊まで独白する。あれはどういう事なのか。やっぱり芸術映画なんだろうか。

 この親父は子供をよくシバキますね。頭に手を置いただけで子供が怖がってしまった。羊飼いの生活で「みんなより先に大人になるだけよ」と先生は言ってたよね。女の子がいないから「羊やニワトリ」で(*´ω`)を満足させてたね。引いたなぁ。親父の獣のようなセックスも引いたなぁ。芸術映画は性描写に対して大らかだ。「羊やニワトリ」を(*´ω`)の対象として見るのは「このケダモノ!」という感じで嫌悪感があったなぁ。

 軍隊に入ってから少し面白くなるかと思ったけど言語学者になるキッカケだけなんだね。ハートマン軍曹みたいな人に「貴様はカッペリーニだ!」「サー!イエス!サー!」ぐらいしごかれるかと思ったらイタリアの軍隊って優しい所なんやなぁ。小学校の卒業資格もらえる場所なんだね。正直あんまり面白くなかったです。

(評価:★2)

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