[コメント] ボーン・コレクター(1999/米)
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そりゃ、ワクワクしたよぉ。あのデンゼル様が、実際に落馬事故で脊髄を損傷し、半身不随となった元スーパーマン、クリストファー・リーブに、役作りを兼ねたインタビューをしに行ったとかって聞けばさぁ。
それに、彼の手足となるのがノリに乗ってるアンジェリーナ・ジョリーとなれば、面白くないはずがないってさ。
知能犯人との、どんな素晴らしい駆け引きを見せてくれるかって、本当に期待していたんだ。それが、「ライムに対する個人的恨み」だと?骨を集めるなら、趣味でしろ!思いっきり、ヘンタイで常人では考えられない思考を持ったサイコ野郎でいてくれ!快楽犯でなければ、そんな趣味の悪い事はヤメレっちゅうの!
そもそも、ライムが半身不随になり一線から遠のいた時点で、この男が復讐する理由付けが薄くなってしまう。ライムが自分の事件の捜査に携わる保証など、これっぽっちもないではないか。後づけ、こじつけ、御都合主義。もっと練った脚本に仕上げて欲しかった。
それにさぁ、一番納得できないのは、手首を縛られて発見された女の遺体を発見した時、デンゼルがジョリーに「手首を切り落とせ」と命令するシーン。それって、唯のサディストでないか?ジョリーが恐がるのを悦んでるような印象しか持てなかったぞ。
どんな捜査でも非情になれる男、そうなれない女と言う事をアピールしたかったのかもしれないが、私には、動く事の出来ないデンゼルが、若いジョリーを苛めて欲求解消しているようにしか見えなかった。
脚本、どーにかしろよーー。
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