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[コメント] ありふれた事件(1992/ベルギー)

主人公の笑顔が怖い。
crossage

狙ってないチープさ加減と、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』とは違って純粋に作品の内部だけで完結した面白さがあるのが良い。『ブレア〜』より8年早かったドキュメンタリー風のB級カルト犯罪フィルム、とでもいったところか。粗いモノクロ画面とヘタクソな演技とチープな演出で写し撮られた殺人鬼ベンの寒々しい日常と、残忍な殺戮描写のショットの交錯が、安っぽい紙やすりを当てられているような不快な緊張感を煽る。自分の犯罪信念を語り出すベンの、一秒後には何をしでかすかわからない不気味さをたたえたウソ寒い笑顔がやたらと怖い。

(評価:★3)

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