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[コメント] モダン・タイムス(1936/米)

チャップリン作品のヒロインというとどうしても彼の引き立て役として役割が当てられてしまうため印象度が弱いが今回はヒロインも存在感があった。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







機械化していく時代についていけずにおかしくなってしまう男の映画。 その後に実際に大不況くる事を予測したみたいなストーリー展開でシナリオにはリアリティがある。シーン的にはその映画として伝えたい事をコメディとして伝えているのがこの映画でのブラックユーモアという感じがする。特にチャーリーが機会に巻き込まれてしまうシーンは面白かった。ただ映画の方向性からすると前半以降はテーマ性に欠ける。特に中盤の牢屋のシーンは本来なら現実に戻りたくないチャーリーの本心が伝わるところだがシーンとしては彼の初期の短編映画と変わりない。後半では前半の伏線を上手く張っていて良かった。 映画としてはチャップリンの伝えたいテーマが中盤で薄くなってしまったのが残念。 役者的にはチャーリーと一緒に暮らす笑顔が可愛い娘を演じたポーレット・ゴダードが演技も魅力も充分でいい演技をしていた。

(評価:★4)

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