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[コメント] テス(1979/英=仏)

僕の周囲にいる美人はみな不幸になっている。美人は醜女より言い寄ってくる男が多い分、悪い男と遭遇する確率も高くなってしまうからだと僕は思っている(その分玉の輿に乗れるチャンスも醜女より多い筈ではあるが)。本作のナスターシャ・キンスキーもその美貌ゆえに幸せとは言えない人生を送ってしまう。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







美しくない女性の方が幸せになれるか、というと一概には断言できないが、容姿で選ばず内面で選ばれた場合、大抵円満な家庭を築いているように見受けられる。

パートナーもそれなりの男であることが多いが。笑

で、本作。

テスは過去のことをクレア・エンジェルに告白しなければ良かった。

ただ、それだけのこと。

男は女と違い、過去に意外とこだわる。

世の中、真実を知らせない方がいいこともある。

テスは自分の過去を棺桶まで持っていくことを心に決めてエンジェルに一生黙っていればよかった。

馬鹿正直に(往々にして女性は自分の過去の失恋だの堕胎だの風俗経験などを告白してしまいたい病に罹りやすい)告白してしまったものだから、またまた情婦に成り下がり、挙句、アレックを刺し処刑される。

もっと上手に世渡りしてる美人もたくさんいるのに、ね。

ちなみに物語はつまらないけれども画像は絵画のように綺麗。

ナスターシャ・キンスキーの美貌がその理由の大半だが、当時の服装や風景になんだか癒しの効果があるかのように錯覚してしまう。

(評価:★3)

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