[コメント] ザ・ハリケーン(1999/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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正直かなり悩んだ。3点か4点か。
前半までの展開は好きだったけど、後半のサスペンスな展開はよくある感じだし、好きになれない。タイプは少し違うかもしれないが、同じボクサーの一生系なら『アリ』の方が面白く、信念の強さを感じれると思うし、『タイタンズを忘れない』の方が人種偏見を乗り越えていく青春、子供は越えた壁を大人は無駄な偏見を持ってなかなか越えようとしない現実を上手く上手く描けていた。実際デンゼル・ワシントンの演技も自分は『タイタンズを忘れない』のブーンコーチの演技の方がいいと思う(この映画の演技もかなり凄かったけど。体とか凄すぎるもん)
けど、この映画は人種差別を描いて信念の強さを描いているが、やはり「人を信じる事」という大切な事を語りかけてきている、と思う。
最初は自分の信念、自分の正義を貫き、囚人服を着ず、日夜読書とトレーニングに励む。しかしあのガキに出会って少しずつ心を開いていく。だが、それを自分の中に押さえ込もうとする。
この「人を信じれない心」を生んだのは何か?
そんなことを考えるが、決してこの映画はそんなことを描いているわけではない。
ただ、いくらいい内容でも中途半端な所が多すぎる。
奥さんは何処へ?
刑務所で植木鉢を渡した囚人とはいつ仲良くなった?
なぜ彼は刑務所であそこまで特別待遇してもらえた?
タクシー運転手はどうなった?
色々ありますが、あまり気にさせずに見せきれたのは、演出が見事だったんでしょうかね。
けど、見終わって最大の未消化
警察の偉い奴ら(ハリケーンをはめた奴ら)はその後どうなったのか?
裁判でも何も言ってなかったジャン・・・
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