[コメント] ミッション・トゥ・マーズ(2000/米)
せっかくサスペンスを撮ってきたのなら…。
元々サスペンスのときはヒッチコック、戦争もののときはストーン等からの影響を恥ずかしげもなくフィルムに示していたデ・パルマなのだから、SFに挑戦するにあたりキューブリックやスピルバーグ等の影響を感じさせるシーン、ショットがフィルムに示されても何ら不思議はないわけだが、如何せん宇宙空間という概念にとらわれ過ぎた感が見られるのが残念。
火星のシーンはともかく、宇宙空間をさまよう船内のシーンにも、せっかく今までサスペンスものを撮ってきたのなら、もう少し時間を感じさせない撮り方というものがあるだろうに。基本的には絶対密室空間ならではの見せ方があったはず…と、やたら時計ばかりを気にしてしまいシニーズやロビンス等、好演の役者陣にはとても申し訳ない気持ちが残ってしまった。
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