[コメント] キング・コング(1933/米)
ヒロインを助けているのに、最後まで拒絶されているのを見ると、キングコングが可愛そうに見えてくる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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南海の孤島で育ったキングコングの悲劇の物語。
いくら見知らぬ島で見たこともない巨大生物に連れ去られて、精神的にパニックになっているからといっても、恐竜や巨大ヘビに襲われそうなところを助けてもらっているのに、ヒロインのアンが最後までキングコングを拒絶しているところを見ると、キングコングが可愛そうに見えてくる。
キングコングに対して最後までいい素振りを見せないアンも結構ひどいキャラだが、演じるフェイ・レイは絶叫からコングに捕まれている時の必死な抵抗ぶりなど、コングの愛を拒絶するところを上手く表現しており、最後までその姿勢が崩されていないのを見ていると、ちょっと気持ちいい。
特撮は33年の作品であることを考慮すればよく出来ていると思う。ただ、手足を取り押さえていた錠を暴れて外さずに、自分の手でわざわざ外しているところは変に人間っぽくて笑えた。
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