[コメント] みな殺しの霊歌(1968/日)
菅井きんや任田順好(沢淑子)に
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
輪姦されたら俺だって自殺しちゃうかも。
つまり教訓です、これは。全ての男に女の立場になって考えさせる素晴らしい映画。やっぱりね、輪姦だけはイカンよ絶対に。情状酌量の余地が無い。
****
加藤泰の大ファンという山田洋次が「構成」としてクレジットされている。小沢茂弘他多くの人が指摘する加藤泰の弱点が補強されているわけだ。
ノワール調の暗い画面が良い。画面に対する「音」の付け方も良い。東宝ノワール常連の一人である佐藤允のバタ臭い風貌はこれらに完璧にマッチしている。
脚本も面白くかつ意欲的だ。犯人の動機説明もこの上ない。松竹犯罪映画と云えば野村芳太郎だがこの映画はそれとは全く異なる手触りを持っている。渇いた粘り気、とでも云えばいいのか。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。