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[コメント] エドtv(1999/米)

恋に破れたことがある人へのメッセージ。 コメディーにはしたくない。
してんちょ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







"We've been with people before, and it didn't work out. And none of it was on TV. You and me, we've been burned. And we're scared. That's why you left. And that's why I didn't do a damn thing to stop you."

Shariが映画館のトイレに閉じこもった時にEdが言った台詞。 

まったく英字幕が理解できず、日本語字幕にして巻き戻してもう一度。

「恋人はいたけど結局別れてるだろう? 放送されてもいないのに。 君も俺も恋の痛手を知っているから怖くなったんだ。 だから君は去った。 だから俺も止めなかった。」

確かにここまでは長かった。 観ていてちょっとだるかった。 だけどこの台詞でなんか許せた感じがしました。 恋に破れた人だったらわかる。 恋することに臆病になること。 それでも歩みだそうと誰かに恋しようとすること。 そして恋を再びしても、そんな幸せな気持ちがいつまで続くのだろうと考えてしまうこと。 そして恋を失う前にいっそのこと自分から捨ててしまおうとふいに思ってしまうこと。 そんなShariとEdの気持ちを自分勝手に察すると、なぜか私はこの映画にこの点数をつけていました。 

恋なんて誰でもできる、高尚なものじゃないんだから、波乱万丈に演出したり、美辞麗句で飾ったりする必要はない。 TVカメラのレンズが自分に向いていても、ごく不器用な普通の人間であるかぎり、テレビドラマの飾った恋じゃなくていい。 そう思うと、Edたちの恋が非常に身近に感じられました。

感想文的でごめんなさい。

(余談) このDVDをレンタルした動機は、評判もあったけど、なによりもジェナ・エルフマン。 

(評価:★5)

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