[コメント] 雄呂血(1925/日)
無頼というよりも単なるヘタレっぷりばかりがクローズアップされる前半は、いいわけがましくカッコワルイ。それでも、ラスト近くのどうしようもない虚無感のようなものは好き。通底に流れるテーマは現代の状況と変わらないような。
権威にこびて真実をねじ曲げるヤツ、とんでもない風評をしたり顔で流すヤツ、人の弱みにつけ込んで、善人顔で心を踏みにじるヤツ。
そんなヤツは私だって嫌いだ。
でも、もうちょっと状況判断できるようになろうよ…。
また、自分で自分のことを善人と称するのもちょっとアレな気がするぞ。嫌がる女にすがるのも、理由は何であれどうかと思うぞ。
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