[コメント] 隣の八重ちゃん(1934/日)
現代トーキーのはしりにして、女子高生がいきなり乳比べを始めるとはたまげた。
「オッパイ」と云っても引っかかるから「胸」と云ったが、それでも監督は心配していた、と語る主演ふたりの回想が残っている。「エロよ、エロ100%」と田中絹代に云わせる『マダムと女房』と併せ、本邦トーキーはポルノ映画に向けて一斉にスタートを切ったの感がある。そう云えば初の長編カラーも『カルメン故郷に帰る』だ。技術革新はエロとともにあるのだった。
どの批評でも不評である岡田嘉子が、私には色っぽくていい。終盤バタつくのが残念。
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