掴みの弱い前半と嵐で目が疲れる後半。悪くはないが良くもない凡作。一つ言えるのは"波だけは並でなかった"という事。

まぁ色眼鏡を掛けずに観れば或いは･･･とも言えるが、やはり物語の展開には不可解な点が多く、演出の妙も感じ辛い。また、本作品は"実話に基づいている"との事だが、ハッキリ言って、どこまでそうなのかもイマひとつ疑問に感じる。

お勧めを挙げるならば、上でも書いたようにやはり暴風吹き荒れる嵐のシーンだろうか。大迫力なので是非とも大スクリーンで観る事をお勧めする・・・が、それにしたって、そのシーンを延々一時間も見せられるというのはやや辛いものがある。

ヒットは飛ばせたものの、相変わらずジョージ・クルーニーは作品内容に恵まれていないようだ。