[コメント] リプリー(1999/米)
ジュード・ロウにやがて飽きられてしまう、拒まれてしまう主人公を見ていたら平凡なワタシも彼に拒まれたような気がしてしまい…。
………感情移入してたな。
ワタシが2番めに好きな俳優はジュード・ロウなんでありますが、 この作品のジュードキライ。
あまりかっこいいとも思えない。
光り輝く魅力(らしい)のジュード演じるディッキーがそのまんま気分次第の男で、 平凡な主人公に飽き、拒否する過程がなんとも生々しくそこに思わず感情移入をしてしまい、 ああ自分もきっとこんな風に拒否されるのね…と思っちゃったのよ。まったく。
ディッキーの友人のおデブちゃんにも人を小バカにした態度にも、ムカついて腹が立って仕方なかった。 これも自分をバカにされた感じがして。
どうしちゃったんだか。なんでこんなに感情移入をしてしまったんだろうか。 ワタシが自分には無いものへの「憧れ」という気持ちが人一倍強いからなのか。 自分の予想に反してリプリーに感情移入してしまった自分がいた。 (…といってもディッキーとの関わりの部分のみよ)
マット・デイモンには確かに「ウッ」とやや拒否反応してしまう部分もあったが(黄パンとか)、全体的に見れば 充分役を演じきれていたと思う。 ディッキーの部屋で彼の服にこっそり着替え踊るシーンの彼の行動はともかく「姿」だけなら相当のイイ男だった(そうさあんな表情もできるのかと驚きときめいたさ)。 クラブで歌う彼もよかった。 ダサさ、華麗さ、繊細さ、大胆さ…なかなか表現できていたのではないでしょか。
予想と反する感情を持ってしまった為なんとも言えない後味を得る事となってしまったこの作品には私の中でまた違った意味で印象に残った作品である。
あとマイマット・デイモン値は確実にアップした。
★4に近い ★3。
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