[コメント] 穴(1957/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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京マチ子7変化ハヤガワリ&口からでまかせはったりショーはとっても楽しかった。正直、田舎モンの「まっずぐ」しか言わない女が出てきた時はしばらく他人だと思って見てたぐらいだ。劇中で言ってるように本当に変装の天才かもしれない。今まで京マチ子の魅力がどうもよく判らなかったが、この映画の奔放な彼女はなかなかに魅力的だった。たわわなおっぱいの所為ではない。う、また一言余計なセリフを書いちまったぜ。
芥川さんの軽快な音楽もなかなかに良い。非常にテンポのいい展開に似合っていたように思う。この頃の日本のポップス(ジャズ)はなかなか味があって良いのが多い。慎太郎の歌のように、日本語のリズムによるメロディがスイングできなくて、しょーもないのがほとんどだが、楽曲と演奏はなかなか個性があって良いのだ。
ところで、表コメントで触れた判らなかった一点だが、食堂(飲み屋?)で京マチ子が食いながら「やっぱり穴だ!」ババーンとタイヤが穴に嵌るシーンを持って閃くわけだが、これの意味が判らなかった。「やっぱり罠だ!」の聞き間違いっすか?罠だ!と言うと思わせといて穴だ!というセリフにした一種のギャグだったのだろうか?考えすぎか。むりやりタイトルへの動機付けかな。まさかね。それこそ、タイトルへのつながりなら最後の窓にぽっかり空いた穴で充分だと思ったけど。あ、新聞の切り抜きも穴っちゃ穴か。
あと、教えて欲しいのは、「3人でやれば絶対ばれない銀行強盗の方法」これは教えて欲しいモノがある。と、書いてて思ったが、その方法は昭和30年代は通用しても現代には通用しそうもないね。前言撤回します。
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