[コメント] 美の祭典(1938/独)
これは監督なりの美学としての“肉体美”を撮った作品。そう言う意味ではちゃんと「映画」してると言って良いんじゃないかな?
本作は第一部である『民族の祭典』と較べ、競技が多彩で、その分様々なカメラ・ワークも楽しめる作品に仕上がっている。特に気に入ったのは乗馬競技。ほとんど「名プレイ珍プレイ」の世界。是非ナレーション入りで観たかった。それと勿論忘れちゃならない、水泳の前畑!あの勇姿はテレビなどでもお馴染みだけど、やっぱり肉体美を映そうというコンセプトで作られた映画でこそ本当に映える。
ところでオリンピア2部作は全てを競技で撮ったものではない。時に練習風景や、その後で特別に撮ったものも挿入されているから、純粋な“記録映画”ではないことに留意。
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