[コメント] ハピネス(1998/米)
“Stupid American!”
幸福至上主義が行き渡りすぎて、みんなが不幸になっちゃった社会の悲しくもおかしな物語。同時進行する複数のエピソードがどれも面白くて目が離せない。セックスを媒介に様々な形の「幸せ」探しをする人々の姿を、突き放した乾いた視線で描いている。コモンセンスと少しずつズレた人物ばかりが登場し、そのズレをやけにリアルに描く所がまたおかしい。マスターベーションを何度も見せられるのだけは勘弁してほしいが。
登場人物がみんな不幸なこの映画に「ハピネス」というタイトルをつけるのは、極めてイジワルな感じがする。でも全員に公平にイジワルだから、まあいいかという気もする。
80/100(01/02/12見)
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