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[コメント] 心の香り(1992/中国)

「別離」をカタチとしてしか理解できなかった少年は、祖父と蓮おばさんの交流から本当の「別れ」の意味を知り、心の「距離」を埋める術を学ぶ。ともすると情緒に流され過剰になりかねないテーマを、さらりとまとめたスン・チョウ監督の手腕はみごとだ。
ぽんしゅう

その純粋な心情を恥ずかしげもなく良しとし、真正面から嫌味なく描ききってしまうスン・チョウ監督バランス感覚をもって、私はひそかに彼を中国の山田洋二と呼ぶことにした。

(評価:★4)

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