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[コメント] ビバリーヒルズ・コップ 3(1994/米)

いなくなって初めてわかるタガートの存在感。ただの脇役だと思っていたのに…。
ワトニイ

この3作目では、タガートが引退しているという設定で登場しないが、これが意外と大きかった。考えてみれば、1作目、2作目は、アクセル(エディ・マーフィー)の活躍もさることながら、ローズウッドとタガートとのトリオでの掛け合いが軽妙で、何とも言えない面白さを醸し出していたのに、一見地味なタガートが抜けただけで、何となくピリッとしなくなってしまった。

最初、白人の頼りない若手刑事ローズウッドと同じく白人のベテラン刑事タガートは、よそ者のやり手の黒人刑事アクセルに対し良く思っていなかったが、だんだん彼を認めるようになり友情も感じていく…という関係が絶妙だったのだが、本作はそういうバランスが崩れてしまって、アクセルの一人舞台の感があった。

もっとも本作は、遊園地のアトラクションに頼りすぎて、ストーリー展開なども前2作より質が下がってもいるのだけれど…。

(評価:★3)

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