[コメント] アリゲーター(1980/米)
単に時代や予算のせいなのだろうが、画面の暗さや華のない登場人物たちが一種ドキュメンタリーじみた雰囲気さえかもしだしている。つまりそこには、<まったくのファンタジーなのに、一瞬そうは思えないような気にさせてくれる何か>がある。
この得体の知れない臨場感みたいなものをもたらす<何か>こそが、実はパニック映画にとって最も重要なキーとなる部分なのではないだろうか。と画面を凝視しつつぼんやりと思う(感じる)。パーティーの会場や街中で「ありえねぇ!」と叫びつつ、逃げ惑いつつ身をこわばらせつつ。
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